いろいろ検証していたりして、手間取ってしまったが、eden TABのシステム書き換えの
手順をまとめてみた。
これが、カスタムROMや、カーネル差し替えへの第一歩となるだろう。カスタムROMの
自作とかにチャレンジしてくれる猛者が、日本でも登場してくれることを祈りつつ…
では、いってみよう!
※警告!
以下の操作は、eden TABのシステムを書き替えてしまう操作なので、失敗した場合、
二度とeden TABが使えなくなる可能性がある(文鎮化とも言う)。その事を承知の上で
操作して欲しい。どの様な事が起きても、当方では一切の責任は持たないので、すべ
て自己責任で対処すること。Linuxの知識の無い方は、絶対に手を出さない事。
まぁ、ゼムクリップをのばしておけば、結構救えることもあるけどね…(リセット
の為のあの小さな穴は、結構役に立つ)。
以下、2012/03/04時点での最新のソフトウェア(バージョン:1.12d)で、バージョン
アップ済みであることが前提。
ホームアプリは、あのなんとも厄介な「edenTABランチャー」ではなく、さっさと
別の普通なホームアプリを入れて、標準マーケットを表に出しておこう。
GingerBreak-v1.20.apk等でrootを取得後、標準マーケットから「BusyBox」をイン
ストールして実行し、最新版のBusyBoxを/system/xbinにインストールしておくこと。
以下の作業は、すべて、端末エミュレーターで行うので、標準マーケットから
「Android Terminal Emulator」もインストールすること。
充電を十分に行っておいて、ACアダプタは接続したままにする。microSDは、必ず
セットしておくこと。
1) システムイメージファイル update.zip の入手
購入時に、ソフトウェアバージョンが1.10b等で古かった場合は、バージョンアップ
の指示書が同梱されていて、microSDを使って、バージョンアップをおこなったはず
なので、そのmicroSDのルートフォルダーに「update.zip」が残っている。これが、
最新バージョンの本体システムのソフトウエアとなる。
もし、このファイルを消してしまっている場合や、入手時に、既に最新のソフトウェ
アとなっていた場合は、以下の手順で、最新版のupdate.zipが入手できる。
端末エミュレータを起動して、以下のコマンドを実行。
$ su
# mount -o remount,rw /dev/block/mmcblk0p2 /system
# cd /system
# cp build.prop build.prop.org
続いて、viコマンドでbuild.propを開いて、以下の行を修正する。
ro.build.version.incremental=1.12d
↓
ro.build.version.incremental=1.10b
こんな感じでやればいい…
# vi build.prop
ここで、以下のキー操作…
/1.12d ←ここで「リターン」
:s/2d/0b/ ←ここで「リターン」
:wq ←ここで「リターン」
書き換えが終わったら、以下のコマンドで端末をリブートする。
# reboot
eden TABが立ち上がったら、「設定」→「端末情報」→「システムアップデート」
を開く。なぜか、「現在のバージョン」が「1.12a」となる。深い事は考えずに、
「フルアップデート」が選択されているのを確認して「システムアップデートを実行」
をタップ。これで、165MBのアップデートファイルのダウンロードが始まる。ダウ
ンロードが終了したら、システムを再起動するか確認してくるので、「キャンセル」
をタップして、「戻る」キー3度押しで設定から抜ける。これで、update.zipが
手に入った。
このまま、システムの書き換えを行わないなら、build.propは元に戻しておこう。
端末エミュレーターを起動して、以下のコマンドを実行。
$ su