eden TABのシステム書き換えに関する技術情報
2012-03-05


いろいろ検証していたりして、手間取ってしまったが、eden TABのシステム書き換えの
手順をまとめてみた。
これが、カスタムROMや、カーネル差し替えへの第一歩となるだろう。カスタムROMの
自作とかにチャレンジしてくれる猛者が、日本でも登場してくれることを祈りつつ…
では、いってみよう!

※警告!
  以下の操作は、eden TABのシステムを書き替えてしまう操作なので、失敗した場合、
  二度とeden TABが使えなくなる可能性がある(文鎮化とも言う)。その事を承知の上で
  操作して欲しい。どの様な事が起きても、当方では一切の責任は持たないので、すべ
  て自己責任で対処すること。Linuxの知識の無い方は、絶対に手を出さない事。
  まぁ、ゼムクリップをのばしておけば、結構救えることもあるけどね…(リセット
  の為のあの小さな穴は、結構役に立つ)。

以下、2012/03/04時点での最新のソフトウェア(バージョン:1.12d)で、バージョン
アップ済みであることが前提。

ホームアプリは、あのなんとも厄介な「edenTABランチャー」ではなく、さっさと
別の普通なホームアプリを入れて、標準マーケットを表に出しておこう。
GingerBreak-v1.20.apk等でrootを取得後、標準マーケットから「BusyBox」をイン
ストールして実行し、最新版のBusyBoxを/system/xbinにインストールしておくこと。
以下の作業は、すべて、端末エミュレーターで行うので、標準マーケットから
「Android Terminal Emulator」もインストールすること。

充電を十分に行っておいて、ACアダプタは接続したままにする。microSDは、必ず
セットしておくこと。

1) システムイメージファイル update.zip の入手
  購入時に、ソフトウェアバージョンが1.10b等で古かった場合は、バージョンアップ
  の指示書が同梱されていて、microSDを使って、バージョンアップをおこなったはず
  なので、そのmicroSDのルートフォルダーに「update.zip」が残っている。これが、
  最新バージョンの本体システムのソフトウエアとなる。
  もし、このファイルを消してしまっている場合や、入手時に、既に最新のソフトウェ
  アとなっていた場合は、以下の手順で、最新版のupdate.zipが入手できる。
  端末エミュレータを起動して、以下のコマンドを実行。
 
  $ su
  # mount -o remount,rw /dev/block/mmcblk0p2 /system
  # cd /system
  # cp build.prop build.prop.org
 
  続いて、viコマンドでbuild.propを開いて、以下の行を修正する。
 
    ro.build.version.incremental=1.12d
                    ↓
    ro.build.version.incremental=1.10b

  こんな感じでやればいい…
 
  # vi build.prop
 
  ここで、以下のキー操作…
 
  /1.12d  ←ここで「リターン」
  :s/2d/0b/ ←ここで「リターン」
  :wq  ←ここで「リターン」
 
  書き換えが終わったら、以下のコマンドで端末をリブートする。
 
  # reboot
 
  eden TABが立ち上がったら、「設定」→「端末情報」→「システムアップデート」
  を開く。なぜか、「現在のバージョン」が「1.12a」となる。深い事は考えずに、
  「フルアップデート」が選択されているのを確認して「システムアップデートを実行」
  をタップ。これで、165MBのアップデートファイルのダウンロードが始まる。ダウ
  ンロードが終了したら、システムを再起動するか確認してくるので、「キャンセル」
  をタップして、「戻る」キー3度押しで設定から抜ける。これで、update.zipが
  手に入った。
 
  このまま、システムの書き換えを行わないなら、build.propは元に戻しておこう。
  端末エミュレーターを起動して、以下のコマンドを実行。

  $ su

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