※上記のcpfonts.shで、DroidSansSemcCJK.ttfをリネームしている。これは以下
の理由からである。
・DroidSansSemcCJK.ttfには、DroidSansFallback.ttfに入っていない中華漢
字がいくつか定義されている。これらの漢字は、かなり特殊な文字だと思わ
れる。これらの中華漢字の一部が絵文字フォントのコードと重なっている。
・Xperia pro/mini proでは、フォントの参照順が、以下のようになっている
らしい。
DroidSans.ttf → DroidSansSemc.ttf、DroidSansSemcCJK.ttf
→ DroidSansJapanese.ttf → DroidSansFallback.ttf
この為、いくつかの絵文字は、同一コードの文字をDroidSansSemcCJK.ttf内
で先に見つけてしまい、絵文字が表示されず変な漢字が出てきてしまう。
・絵文字をすべて正常に表示させるには、DroidSansSemcCJK.ttfが邪魔になる
ので、リネームしてシステム側から参照されないようにする。
・リネームした弊害として、いくつかの特殊な中華漢字が表示されなくなるが
通常のWebサイトの参照等で、問題になる事は非常にまれだと思われる。
この辺が気になる場合は、DroidSansSemcCJK.ttfに収納されている中華漢字
を直接調べてみて欲しい。
端末側での作業:
事前に、端末エミュレーターのアプリをインストールして、必要な設定をしてお
く事。端末エミュレーターとして使えるアプリには。以下のものがある。
Android Terminal Emulator
ConnectBot
おすすめは、Terminal Emulator。最近、UTF8対応が完了したそうで、日本語の
入力も表示もできるようになった。日本語表示の為にConnectBotを使っていた場
合は、いい機会なので、Terminal Emulatorに乗り換えることをおすすめする。
端末エミュレーターを起動後、以下のコマンドを実行(行頭の「$ 」や「# 」は
プロンプトなので、それ以降を入力)。
===
$ su
# sh /sdcard/fonts/cpfonts.sh
# reboot
===
端末が再起動するのを待って、作業終了。
表示確認:
日本語フォントが正常に表示されるかは、たとえば「写」をテキストエディタで
入力・表示してみれば良い。
絵文字の確認は、標準のブラウザーでこの辺でも表示してみれば良いだろう。
ドコモ絵文字 http://code.cside.com/i-mode/emojimode/
ソフトバンク絵文字 http://code.cside.com/softbank/
すべての絵文字が正しく表示されていれば、大成功だ。
絵文字の入力:
テキストエディタやメール等で、絵文字を入力したい場合、nicoWnnG IMEが
かなり便利だ。ハードキーボードからでも、「Sym」キーを何度か押すと絵文字
一覧が出るので、そのまま入力すると良い。ただし、ドコモ絵文字かソフト
バンク絵文字かは意識して使用する事。
※今回、フォントのマージに関して、以下のサイトを参考にさせてもらった。
絵文字入り DroidSans.ttf と DroidSans-Bold.ttf
[URL]